バタフライ効果(短)
蝶々さんはアフリカのサバンナ、優雅にお散歩中。
あちらこちら、アカシアの花の止まったり、サイのお尻に留まってみたり、気まぐれな蝶々さん。蝶々さんは上機嫌。風少ないし、雨が羽ぬらす気配ないし、春のアカシアの蜜がたくさん。パタパタ~、パタパタ。サイの鼻のあたりでパタパタしてたら、サイは大きなくしゃみ。何も起きなかった。
「ごめんあそばせ、サイどん。」
「いえいえ、蝶々さん。カユカユ。」
砂ぼこり舞い上がる。人間どもまたきた。いつも派手な登場。サイどんと同じくらいの大きさの、アレ。ジープとやら。辺りは砂だらけ。運悪く、小石が蝶々さんにめがけて飛んできた。足一本やられた。グシャリ。
「ギョエー」
激痛に蝶々、もがく。サイ、びびる。
「蝶々さん、大丈夫ですか?」
「・・・んなわけねーだろ・・・」
メラメラ怒る蝶々さん。
蝶々さん、サイどんの耳元でささやく。
「やれ。」
一人、帰らぬ者。
あちらこちら、アカシアの花の止まったり、サイのお尻に留まってみたり、気まぐれな蝶々さん。蝶々さんは上機嫌。風少ないし、雨が羽ぬらす気配ないし、春のアカシアの蜜がたくさん。パタパタ~、パタパタ。サイの鼻のあたりでパタパタしてたら、サイは大きなくしゃみ。何も起きなかった。
「ごめんあそばせ、サイどん。」
「いえいえ、蝶々さん。カユカユ。」
砂ぼこり舞い上がる。人間どもまたきた。いつも派手な登場。サイどんと同じくらいの大きさの、アレ。ジープとやら。辺りは砂だらけ。運悪く、小石が蝶々さんにめがけて飛んできた。足一本やられた。グシャリ。
「ギョエー」
激痛に蝶々、もがく。サイ、びびる。
「蝶々さん、大丈夫ですか?」
「・・・んなわけねーだろ・・・」
メラメラ怒る蝶々さん。
蝶々さん、サイどんの耳元でささやく。
「やれ。」
一人、帰らぬ者。