7.30.2011

ひるね

眠れないと知りながらベッドに入ることは辛いいことだと思う。

身体を横にすることや、毛布をかぶる動作は簡単だけど、その先どれだけ待たなければいけないのかを想像すると、どうしても心が、身体を動かすことを許さない。意識がすとん、と落ちる瞬間を待つ時間が長ければ長いほど、まるで悪いことを恐れているかのように感じてくる。どんどん胸がドキドキしてくるのも分かってる。

それがどうしてもイヤなので、待つ時間を少しでも短くしようと、考えなくてもいい暇つぶしを考える。

テレビで映画を見ようとするが、窓から差し込む昼間の自然光が画面に反射して、ぼーっとしている自分の残像が画面に映ってしまう。見る自分と、見られる役者が一つにまざって、とても間抜けな絵図になる。そして、シリアスなドラマの役者には失礼だが、話が込み入ってくると同時にまぶたが重くなってくる。

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