カナリア
おばあさんは、街でひとりで暮らしています。以前はおじいさんと二人でしたが、おじいさんは亡くなってしまいました。そのまた以前は、息子と娘がいましたが、いまは二人とも家をでていて、それぞれ違う街ではたらいたり自分たちの家族をつくりました。
おばあさんは、ほとんど毎日ひとりでいるので、あまりおしゃべりもしていません。昨日なんか、電話も鳴らなかったので一言もしゃべらずに一日が終わってしまいました。不幸せじゃないけど、たまにはおしゃべりしたいなあ、と思うようになりました。
でも、はなすことがなければ会話にならないし、おばあさんはこの何年間か、毎日ほとんど同じなせいかつをしてきたので人が楽しめるはなしができないと心配でした。
なので、おばあさんはカナリアを飼うことにしました。カナリアだったら、聞き手がたいくつなおばあさんでも、美しいうたをきかせてくれるし、おばあさんが好きなだけ話しかけてもおとなしく聞いてくれると思ったからです。
おばあさんはカナリアをとてもかわいがりました。おまけに、息子と娘の子供がたまたま遊びにきたときカナリアを気に入ったようで、それからは良くおばあさんの家に来るようになり、カナリアを飼うようになった話を何度も何度もおばあさんにしゃべらせるようになりました。
おばあさんは、ほとんど毎日ひとりでいるので、あまりおしゃべりもしていません。昨日なんか、電話も鳴らなかったので一言もしゃべらずに一日が終わってしまいました。不幸せじゃないけど、たまにはおしゃべりしたいなあ、と思うようになりました。
でも、はなすことがなければ会話にならないし、おばあさんはこの何年間か、毎日ほとんど同じなせいかつをしてきたので人が楽しめるはなしができないと心配でした。
なので、おばあさんはカナリアを飼うことにしました。カナリアだったら、聞き手がたいくつなおばあさんでも、美しいうたをきかせてくれるし、おばあさんが好きなだけ話しかけてもおとなしく聞いてくれると思ったからです。
おばあさんはカナリアをとてもかわいがりました。おまけに、息子と娘の子供がたまたま遊びにきたときカナリアを気に入ったようで、それからは良くおばあさんの家に来るようになり、カナリアを飼うようになった話を何度も何度もおばあさんにしゃべらせるようになりました。
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