12.23.2009

長い別れ、大きな眠り

もしもだけど、ある朝、目が覚めて自分が藤原紀香になっていたとしたら、残りの人生、ポストモダンなコスモポリタン・シングルレディとしての在り方について悩む前に、まずは深く考えずに一旦裸になって鏡の前でガッツポーズを決めてみるに違いない。

もし、ある朝自分がジミ・ヘンドリクスの再来だと悟ったとしたら、日本のコカインの入手事情や時速100キロで迫ってくる 人生の先のコンクリート壁について恐れる前に、まずギターを手にとってどんな音楽が流れ出てくるか確かめるはずだ。

また、三遊亭小遊三(笑点の水色の人、大好き)になれたら、座布団と幸せを運ぶだけで21年分もの生活をまかなってきた山田君を本気で妬む以前に、次の日曜日に向けて、人に愛されるスケベなネタを思い浮かべてると思う。

彼ら彼女らが人生ラクしてるとか、幸せであることを決めつける気は毛頭ないけれども、今のところ30年間、例外なく毎朝平凡極まりない「ヒナミケイスケ」として目覚めてる身からしてみればそういうのにちょっと、憧れちゃったりときめいちゃったりする。目が覚めてから、歯を磨いたり顔を洗ったりするのと同じくらい規則的に打ち込めるステキな何か。それは、女磨きだったり、音楽であったり、スケベネタだったり。なんか、そういうのがとても大事なような気が薄々してます。

先々週は休暇をいただき、アメリカさんに行ってきました。友達に会うために行きましたが、会えた人も、会えなかった人もいました。人を探してないときは、なるべくたくさん歩くことを心がけました。歩きながらずーっとくだらないことばかり考えていましたが、そんな時間があってよかったと思ってます。

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