9.15.2009

働けの日

時は3028年9月13日。第十五湾岸戦争の休戦を記念する、日本・英国・タンザニア・ベトナム連合国それぞれにとって大事な国民記念日だ。日本においては明日が振替休日となっており、続く振込詐欺撲滅記念日と第二十三ブラジル闘争の戦没者を追悼する日が、大型連休ピンクウイークを構成する。そこから秋休みが始まり、日本秋季グルメウイーク前半、歴代天皇陛加重下平均誕生日を挟み、グルメ週後半。ただ。今年のグルメ週の最終日は日本プロ野球を思い出す日と同日になってしまっており、したがって多くの家庭でグルメウィークの最終日に行われる肉食祭が、日本プロ野球を思い出す日の恒例行事であるファミリー1,000本ノックの直後になってしまう。暦がいかんせん歪だが、いずれにしろこの季節になるとクリスマス前々々々々々々々々々々夜祭が待ち遠しい子供たちが、微笑ましい。

この頃、日本人がもっとも楽しみにしている国民記念日は4月1日の「勤労の日」だ。昔では多くの日本人が生活をささえるために概ね週5日間は家の外で日中を過ごし、何をしていたかというとそれぞれに適した具体的な作業をするために「会社」などの「職場」に「集合」し、その作業の報酬として金銭を定期的に受け取るのだった。今とは違って、何かしらの事由で「クビ」や「自己退職」(同定義らしい)に合うと収入が途絶えてしまうことから、「働く」ことは大きなリスクを伴った。

しかし、当時は「働く」文化が大いに人々に支持され、上手に「できる」か「できない」のいずれかで社会的地位が実質的に決まってしまったり、結婚相手としての適正の判断材料とまでされていたそうだ。あまりにも仕事に熱狂するあまり、命を捨ててしまう者もいたそうだ。ただし、「過労死」という正式な記録はなぜだか稀である。仕事という概念が驚異的な影響力を持っていたことだけは間違いない。この日の行事として、人々はミツビシスミチュウ公園や、サントリー食堂、などに集まって優雅なブランチをする。

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