8.27.2008

にらめっこの本能

他の動物と比べて、人間の赤子というのは格段に世話のかかる生き物らしい。一番分かりやすい例は、ウマとかウシなどの四本脚のほ乳類は生まれてから間もなく歩くことが多いが、人間の赤子の最初の数ヶ月は基本的に寝たっきりだ。ウマであろうが人であろうが、 母親が面倒を見てあげなければ死活問題であることに違いはないと思うが、生まれつきの動体能力が限りなくゼロに近いと、その分そいつを守らなければならない立場にある人間の親の神経の負担は大きい。

ところが、ある聞いた話で面白かったのが、人間の赤ちゃんは他の動物にない能力も持っているらしい。聞こえは悪いが、頼りない分「他人に世話をしてもらう」ことが大変お上手なのだそう。

赤ちゃんと生活をしていて不思議に思うのが、本当に良く目が合うこと。振り向くと見てる、そんな場面が良くある。これはまんざら偶然でもなくて、赤ちゃんには生まれつき「人の顔の構成」を知っているらしい。目、鼻、口、耳の配置など。知ってるから、自然と人間の顔を常に探しては、目が合ったときにキラキラビームを発する。

「抱っこして♪」
「腹減った(怒)」
「うんこ凹」

ある科学者が実験をして、生まれたばかりの赤ちゃんにお面をさかさまにして見せたらしい。さかさまでは全く反応しないのに、上下正しくしたお面にはきっちり目を合わせたらしい。

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