3.23.2007

江東区住吉の話

私はいま、東京都の江東区に住んでいます。
2年前くらい、ここでマンションを借りることにしました。

街を歩いたことがない人や、独身の方だとあまり話題に出てこない区かもしれません。端的に言うと目立たない下町で、古くからある住宅街や商店街、マンションや学校が中心となっていて、生活感丸出しのところです。最近は多くのタワーマンションや大型の商業施設が建てられているようで、数年後どのように街が姿を変えるのかは少し、気になるところです。ですが、僕は江東区での暮らしが好きです。六本木ヒルズというより、錦糸町のマルイ。夏祭りと微妙に見えそうに見えない隅田川の花火。焼き芋のおじさんのヘビーローテーション。ちょっと自慢の、行き着けの洋食屋さん。漫画の世界から出てきたような、酔っ払いのおじさん。クリーニング屋さんの受付のフィリピン人のおばさん。いったい誰が行くのであろうと思わせるキャバクラ街と居心地悪そうなキャッチの黒スーツのチンピラのお兄さん。すごい数の蕎麦屋さん、すし屋、お稲荷さん。ガラガラを引きずる無愛想のババア。異常に世話焼きの育児相談所の方々。古びたミスタードーナッツ。ドキドキしちゃう、「看板娘」。

ノスタルジーなんて、キラキラ騒がしいもんじゃないんです。
街ごとたぬき寝入り、なんですね。「意地」が潜んでますから。

残念ながら、空気はあまり良くないかもしれません。最近、ヨメと息子がぜん息気味になりました。そんなこともあって、今は大通りからもう少し離れたところに引っ越したいと考えています。

いいとこ探すぞー。

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