10.24.2006

お父さんはピンクが好きだ

息子がまだ起きてる時間帯に帰宅することが増えてきた。良いことなので、出来る限りヤツが寝る前に本を読んでやるように、そんな習慣を身に付けようとしている。そんなヤツも、少しずつ本を読んでもらう喜びみたいなものも覚えてきているようで、最近は自分で本を選んで待ち受けてくれることもしばしばある。そこまでは我ながらナカナカ微笑ましい光景なんじゃないの、と思っている。

ただ、本の選択権がほぼヤツに独占されているのも事実だ。子供もそれなりのブランド意識がある。いや、ある意味大人以上にブランド意識があるのかもしれない。僕が一方的に良いと思う絵本を読もうとしたら(11匹のねこ、そらまめくんのベッド、など)、じっとしてくれないという始末。ヤツの最近の好みはアニメ本 -- あの、歯医者の待ち合わせ室によくおいてあるあの、厚紙の絵本 -- だ。

「コミューンをミックス・スピンして、カレハーンがあやつるウザイナーをたおすラピ!」

もはや日本語と言いがたい台詞をそれなりに熱演するわけだが、台詞の意味の不明さはさておいてそこそこウケてくれる。僕は、これになれるまで少しだけ苦労した。コツは、ライブと同じで、恥じをかいてナンボという心構えが大事である。ちなみに、ヤツの中では男の子向けキャラクター、女の子向けキャラクターの区別はないようだ。ドラえもんも、ボウケンジャーも、二人はプリキュア・スプラッシュ・スターも同レベルらしい。

子供のアニメというのは下手に進化しないから、当初思っていた以上に馴染みやすい。プラス・アルファな要素は、確かにある。ブラックがレッドのリーダーの座を狙っているだとか、ブラックがイエローに恋しているだとか(なぜかブラック中心の話が多い)、でも、悪役の雰囲気は大体同じだし、合体ロボも健在だし(種類が増えたのでオモチャのライナップを理解するのが大変だ)、ピンクは相変わらずお父さんたちの目の保養となり続けている。

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