7.18.2005

何が、めでたいのだか

高層マンションに住む方からお招きいただき、花火を見てきました。ヨコハマの近く。いわゆるホームパーティーという今風な感じである。前会社の人も数名いて、半分同窓会のよう。あれから随分やせたね、顔色よくなったねと。もう半分の方々は知らない人々。昔から立食パーティー・カクテルパーティー・とにかく「パーテー」がつくものはどちらかというと苦手であります。人と話すときはタイマンが好きというか。逆にひらひらチョウチョウのように部屋をエレガントに飛び回ることが出来ないのです。世間話下手。そして、結局、あまり会話できずに壁に背中をくっつけたまま一人でガツガツ食べていたという結末が過去に多かったかもしれない。でも、まぁ、今日は私の相手をしてくださるやさしい方々が多かったわけで。花火もキレイだったし。まぁいいか、と。カラアゲがえらく美味しかった。「夏がはじまる感じだわね」とどなたかがボソっと言っていた。遠くに鳴る花火の音とマンションのフモトを通る京浜東北線の音がなんともいえない悲しげなハーモニーだった。よく分からんけど。

帰りの電車では沢山のアベックが別れを惜しんでいた。車輌の中ではまだ、終わったばかりの花火からの興奮がまだザワザワと空気を震わせていたけど、電車が進むにつれて、少しずつ、「帰ろう」という静けさに包まれていった。パーティで一度も会話しなかった「知らない人組」と共に極めて微妙な数駅分の距離。会話のネタがまったくない。途中で乗車する人が僕と彼等のスペースを埋めてくれて少しホッとする。私が降りる頃には彼等が見えないくらい電車が混んでいて、結局無言で降りた。

僕は、少し非社交的だったかもしれない。

夏が苦手なのは、四季のうちもっとも、主張が強い季節だと思う。闇雲にせかされてる感じがして、特に6月~7月あたりに胃がいたくなったりすることが多い。無視させてくれない夏。見知らぬモノにケツを叩かれる不快感です。自分、或いは自分の身近にある原動力だと全然応える気持ちになるのだが。

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