7.07.2005

殺人鬼を育てよう

テレビのニュースや新聞を見てると、時々思うわけです。ガキンチョが人殺したり、ヘンテコな事件が沢山おきている。ニュースだけの情報に頼っていれば、日本は約10年足らずで滅びてしまうのではないかと。このままだと、サラリーマンはよりグレてしまい、やる気をなくし例外なく血液ドロドロになり、Tシャツ姿のアホ起業家が今後の経済を支配し、子供達は殺人鬼か女子プロゴルファーになる確率が高まり、企業の重役と官僚というのはどちらかというと泥棒に分類され、中学生はより頭悪くなり、高校生は反抗期をすっとばし、大学生はアル中・未だ勉強しないが一般となり、それゆえ年金は破綻し、あ、でも、最近景気はよくなってきて良かったね、明日も気温記録更新デス。そんなことになるわけない。仕方ないことなのですが、30分とか1時間で日本・世界の状況をバランスよく伝える方がむしろ不可能なのかもしれない。でも、「このまま」だと国民的鬱が進展するだけなのではないかと。

別に個別の情報をウソだと言ってるわけでなくて、確実に、ショックを基準に情報を選んでいるのであろう、と思うわけです。ニュースだけ、1局に絞れば、視聴率とか争わなくて済むのにね。本当に重要な情報をバランスよく伝えてくれれば。ウン億人のうち、一人のクレイジーが、ウン億人の注目を浴びるアンバランス。私は特に楽観的な人間でもないけど。悪者はブタ箱に入れたら、お終いにしてくれ。始末されたことだけ伝わればよいのだ。なぜ、こんな風に育ったのか・・・殺人鬼の育て方なんて知りたくないです。

陰気なニュースが売れるというのは、あれだと思う。自分がいかにフツーかを再確認するためにあるのでは。「フツーでいなよ」という脅迫ともとらえられる。変わり者が良い方向に取り扱われるケースがどれだけ少ないか。映画監督、スポーツ選手、ノーベル賞以外、思いつかないのだけど。

風邪をひきました。

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