6.17.2005

みんな青が好き

大体、5,040種類の人間がいると思う。
誰も証明できていないだけ。かもしれない。
いや、証明してもしょうがないのは分かってるのだけど。

赤・橙・黄・緑・青・藍・紫


虹ってこんな感じだったっけ。赤と黄色の間がオレンジで、黄色と青を混ぜると緑で、等々。でも、それはこういう並び方に対する名づけが決まりごとだから、みんな共有している知識だから。そう習ったわけでさ。これ以外に習い方なんてありえないわけで。一番左の「赤」。あの「リンゴ」は「赤」で、あの「空」は「青」で、さ。

それでも、僕が見ている「赤」は、他の人にとって「青」かもしれない。他の人の目と、仮に取り替えることができれば、あのリンゴは僕にとって何色に見えるだろう。もしかして僕の「青」に見えるかもしれない。その、他の人にとって、あくまでも僕の「青」だけど、「赤」の概念が引っ付いてる、僕の「青」に。「リンゴ」は赤い、赤は「怒り」と「情熱」の象徴、「血」も赤い、「ソ連の国旗」は「赤」かった。ソ連の国旗は僕の青だった。普通にその人と話してる分には、「あのリンゴが赤い」という事実に変わりはない。お互い、あの虹の順番は絶対の事実だから。

7人に1人は、僕の「青」が他人の「青」と一致するが、残りの6色については、6分の1の確率、その後は5分の1・・・と永遠と確率が遠ざかることになる。7 x 6 x 5 x 4 x 3 x 2 x 1。僕と同じ色彩を見れる人は5,040分の1。間の色を全部考えると、無限?誰一人、同じ色彩を見てる人がいない、ということもあり得るのかな?

あなたの好きな色はなんですか、と聞くと、当然のように色んな答えが出てくるだろうが、本当はみんな、僕の好きな「青」で、みんな同じ、かもしれない。

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