6.14.2005

紫外線を浴びながら

妻はミノモンタとやらによく影響される。先週末、ミノモンタのアドバイスがきっかけで墨田区は錦糸町の丸井のデパートへ。梅雨入り、曇り、熱い。外はギンギンでなくても、紫外線は強いらしい。紫外線が強いと、顔と頭皮によくないらしい。ということで、紫外線防止帽子を買うことに。ピンク色の、メッシュの野球帽。二人して、すこし背伸び感はあるが若返った気分にひたる。

帽子と、ほかに妻が購入した靴下が入った小さな紙袋をベビーカーのフックにかけて、デパートを出る。横断歩道の手前に、カサをかぶったお坊さんがつったっていて、チリーンと鈴を鳴らしながらお椀(用語が間違っていたらごめんなさい)を持っている。私は仏教徒に詳しくないが、妻の話だと、修行中のボウサンだそうな。いろんなところを旅しながら、何かとがんばるらしい。全国ヒッチハイクを連想する。電車とか、バスとかで移動するんだろうか。一つの場所で何日過ごすかは、どのように決めるのだろう。とにかく謎だらけだ。詳しい人がいれば、是非教えてほしい。

「くれるんだったらくれ」

なんだろ。ボウサンの朴訥としたスタンスが好きだ。ぎゃ-ぎゃ-罪悪感を振り回して、「あるのわかってんだからよこせ」的な呼びかけとは一味も二味も違う。以前、千葉ミッキー国に行ってきたとき、青山学院の学生が舞浜駅の改札であるNPOの募金を集めていて、そりゃあもうお祭り状態で叫んでいた。そりゃあ、自身持つわな。金ワンサカ使ってきたミッキー国から帰ってくる人たちを不意打ちするんだから・・・。「まだあるんだろ、えぇ?落としてけよ」。直感的に、このやり方は乱暴すぎると思って、あげなかった。なんか、ずるいじゃん。俺が間違ってるのか?それとも、ボウサンがこれを見習うべきなのか?

でも、私はこのボウサンの旅を助けたいと思った。こういうときは子供が便利だ。ほら、おじちゃんのお椀にポイって入れてごらん。おりこーさん。ボウサンはチリ-ンと鈴をならして、

ゆっくり

お辞儀を

する

これだけ

ゆっくり

お辞儀

すれば

どれだけ

ありがたい





わる

でしょ?

といわんばかりに。子供にバイバイを言わせたら、ボウサンはしゃべらんが、突然チリリリリーーンと鈴の連打をサービスしてくれた。え、連打ってアリなの・・・?顔がカサで隠れててよく見えなかったが、ボウサンの口の両端は間違いなくマンベンの笑顔になっていた。よくわからないが、とても貴重なモノを見てしまった気がしてならない。

別に詐欺でもよかったかな。

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