5.06.2005

出来損ないのフーテン

理想の一人旅というものがある。願わくば2週間くらい、最低1週間もあれば実行可能だ。

場所選び。これといった「旅の目的」が見当たらない場所が良い。ある程度の利便性、安全性を考えて国内が無難か。たとえば、沼津、釧路、八王子、ごめんなさい。店に行っても、大した気合を感じさせないのが目安。「いや、海に行って騒いでくださいよ。ウチはただの商売なんだから・・・。」富士急ハイランドの○○ジェットコースターを乗りに行くだとか、そういう場所はあまりよろしくない。贅沢を言えば昭和を色濃く感じさせるところが良い。こんな:



一日目。宿泊先にチェックインしてから、まず、荷解きをする前に、部屋のカーテンを閉じていただきたい。そして、着替えもしないまま二日間くらい寝込んでいただきたい。引きこもっていただきたい。なにやってんだろ・・・と軽く欝の症状を起こすくらいの勢いが良い。

あなたがようやく宿泊先から、街に繰り出すのは引きこもり2日目の夜。この街を始めて探索する。1週間以上も滞在するわけなので、遊び相手の一人か二人は作っておきたいもの。できれば、旅行中のあなたと同じくらい、日中ヒマな人がいいので、近くのスナックにでも足を運んでみるのがよいのでは。そこでホステスかボーイと仲良くなっていただきたい。別に、水商売でなくても良い。できれば、体の関係は避けていただきたい。3日目以降は新しい知り合いと遊ぶなり、飲むなり、食うなり、散歩するなり、話すなり・・・自由行動。

最後の日は、また一人で、映画館に行っていただきたい。飛びっきり今風の映画を見ていただきたい。

結果の良し悪しはよく分からないが、確実に、あなたの日常が変わるはず。

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