4.26.2005

恐れるべきものは「欲」でない

「株価」って上がったり、下がったりしますね。一つの見方に過ぎないのですが、株式市場で売買される銘柄の株価の変化というのは、二つの人間的感情だけを用いて解析できると言われています。株価上昇を期待して、「買い」衝動を起こす「欲」、と、株価下落を恐れ、「売り」衝動を起こす「恐怖」。

「欲」により行動している投資家がより多いほど、需要が高まる分株価が上がり、逆に「恐怖」により行動している投資家がより多い場合、売り圧力に伴い株価は下がります。さて。「欲」と「恐怖」、どっちが強いのでしょう。

実は、「恐怖」なんです。
ふふふ。

たとえば、あなたがQ社の株を一つ、100円で買ったとしましょう。ところが、株価が50円に暴落してしてしまい、あなたは50円分、すなわち初期投資の50%の損を抱えていることになってしまいました。株価、明日上がるといいなぁ・・・と待つ。待つ。待つ。奇跡的にも、翌日株価が100円に戻りました。ラッキー♪と思うあなたは100円で株価を売り、元本を取り戻して、ケイスケが前から言ってるように、二度と火遊びはしないと誓います。

50円の損失を、50円の株価上昇分で取り戻した。
50%の損失を、100%の株価上昇で取り戻した。
あれ?

一度半分になってしまった株価は、倍にならないと元を取り戻せないんです。前向きであることがどれだけ難しいか、というお話・・・でした。

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