12.21.2004

ジャパニーズ・クリスマス

イリュミネーションやバーゲンセールのピークのピークのピーク。会社の忘年会で六本木ヒルズのレストランに行ったが、白と青のキラキラが植木にもビルにも満遍なく飾られていた。どっちみち東京はビルの明かりで十分キラキラしているのだ、なぜ増やす・・・。目が痛いじゃないか。「売るぞー、売る売る売る、から、買えー、買え買え買え」とあからさまに言わんばかりに、やる気満々である。自分に言わせて見れば平和なクリスマスの雰囲気台無しである。それはきっとありきたりなコメントであって、今更日本人に「キリストがさ、誕生日でさ」という話は通じないのは分かってる。クリスマスの消費の起爆剤としての社会的役割がもう根付いているのだ。ぶっちゃけこの点、ため息を漏らすことしかできない。

余談ですが、私の父親はもうすぐ定年しつつあるキリスト教の牧師です。元々は日本の郵船会社の部長職まで昇進したのだが、ある日ポツリと辞表を提出し、家族をつれてアメリカに渡り、ニューヨークにある神学校に入校した。まぁそういうこともあって僕自身もキリスト教の幼稚園に行かされたり、小さい頃は教会にもつれて行かされました。ただ、今ひとつ心に根付かなかった。いや、根付かなかったというより、好きな部分だけ自分への教訓としてパチッたつもりである。「殺しちゃダメ」、「人のもの盗んじゃダメ」、「他人に対してやさしくした方が世の中暮らしやすいんじゃないの」程度のポリシーは、当たり前だけど敢えて植え付けられてよかったと思う。ただ、アレなのよね。集団化して意味があるのかが自分の中で大きな疑問であって、その答えがわかるまで「宗教」というものには心を入れないようにしている。

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