8.16.2007

買わなかったぞ

革靴の底がボロボロになった。
今回は修理のしようがないくらい。
よく頑張ったぞ、俺の靴。
沢山修理して、沢山磨いてきた関係なので悔いはない。

次が決まったタイミングを持って、こいつを葬ってやろうと思っていたがヨメは一足先に処分してしまった。ここらへん、ヨメはさすがにドライだ。履き納めを逃したことが悔やまれるが、ヨメとしての立場というのもあるらしい。みっともない靴を仕事に履いていったら、家の人もみっともないと思われるらしい。言い分は分からんでもない。私もモノを捨てることに関しては、足を引きずりがちだということも自覚している。

ちょっと凹んでいるのを察したためか、ヨメは私を一人でデパートに送り出した。新しいやつ買って来なよ、と明るく言う。この間の商品券、使っていいよ、と。それは大いにありがたいことであって、本人も買う気マンマンで鼻息荒く靴売り場に挑んだわけだが、結局何も買わずに帰ってきてしまった。一時間近く色々見てみたが、購買欲がイマイチだったとしか言いようがない。そこそこトレンディなデパートだったはずなので、多分、そこにある靴ではなくて私の方に問題があったと思う。

なぜそういうことになったのか、原因はよく分からないが、紛れも無い事実としてあるのは、今現在私はスーツに合わない微妙な靴を履きながら働いており、結局、ややみっともない格好であることだ。

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