8.16.2006

読み捨てランド

2006年8月16日 19:00
東伏見のとある街角にあるタバコ屋。

若い男がタバコ屋を通り過ぎる。思い出したかのように足を止め、タバコ屋に戻る。タバコ屋の窓口のジイさんに話しかけかけるがやめる。話しかけるのをやめて、自動販売機でタバコを買う。ジイさんは気になって仕方がない。ワシがここにいるというのに、自動販売機で買うとはどういうことだ。失礼なやつめ。

若い男は聞いてないふりをし、その場を離れようとする。

まて、さてはお前は人と目を合わせるのが苦手な最近の若者星人。
くっそーこの街にもとうとう出現したか。

人と・・・星人は依然として微妙に目線をずらしながら言う。ボソボソと。ばれては仕方がない。そう、私は確かに、人と・・・星人だ。この東伏見を支配しにきた。まずは貴様の店からだ。恐ろしく迷惑なことを沢山してやる。ウザく、せこく、イヤミっぽく。覚悟をしろ。

何をするというのだ。

スターバックスを貴様のこのカスのようなタバコ屋のすぐ隣に立ててやる。私は店長星人になってやるのだ。そこで、大して美味いかどうか分からないコーヒーを再利用可能なマグカップで1,500円で売ってやるのだ。それをすることにより、この街角はより一層ナウくなるのだ、それが何を意味するか分かっているな。そう、ナウくなるものがあるには、ダサくなるものが必要だ。それが貴様のタバコ屋だ。タバコがダサくなるのだ。苦しむが良い。スターバックスは禁煙なのだ。ふはははは。

なにぉおおおおおお。き、貴様ぁーーー。

それだけではないぞ。まだまだ打つ手はあるぞ。

オマケにだな、微妙に古い80年代前半の洋楽ヒットを流してやるのだ。そう、マドンナの初期とか、だ。それと、従業員には全て、スターバックス流の挨拶をさせるのだ。イラッシャイマセコンニチハ。イラッシャイマセコンニチハ。イラッシャイマセコンニチハ。どうだ、ウザいだろう、くどいだろう、意味分からないだろう、ふはははは。

それだけはぁああああ。

<続かない>

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