4.12.2006

真夜中のチャップリン

仕事部屋が散乱してる。マイクとかケーブルとか、楽器が、機材が、ピックが、アンプが、僕が。踏み場があまりないから、若干危険だ。

「レコーディング」を試みてる。前からちょっとやって見たかった、他の人の曲がある。カッコよく言えばレコーディングなんだけど、確かに「音」を「録音」して「重ねてる」んだけど、今の僕においては総じて「たいあたり」という表現の方が合ってるかもしれない。4畳しかない部屋だから、ギターを少しでも動かすと不意にどこかのケーブルを引っこ抜いちゃったり、どこかのツマミを少し回しすぎたりすると、爆音がヘッドフォンに流れてアワワどこのツマミだったっけオロオロ、となったり、マイクに感電したりコケたり。おまけに隣で寝てる人たちを起こしてはならないので、全ての作業がスローモーションで行われる。大声は出せない。

マトモに聞ける音がパソコンから流れ出てくれば、それはそれで小さな成功に喜ぶ。楽しい、これが。レコーディングにおいては全くの素人根性であると思うし、ある意味それを誇りにも思ってる。エゴであろうが、荒削りであれ、自分で作ることによって伝わるモノが少しでもいい方向に転ぶと信じてたりする。エンジニア職を軽視するつもりはサラサラないんだけど。当然、僕もそういう技術を身につけたことには越したことはないと思うし、狙って荒削りにしてるわけじゃない。でも、究極的には全ての音がピカピカで、全てのツブがびっしり揃って無くてもいい。できれば、リズムとかテンポとか、自分の中で育てるようにしたい。それを達成するためにも、少しずつでも自分でレコーディングを経験しておきたい。

サポートのベースさんが、レコーディングするとすごく演奏が上達するよって。へぇ、それって、演奏に集中するから?って聞いたら、いや、ひたすらやるから、と。

いつか胸を張っていいものを発信したいと思ってるよ・・・。

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