3.30.2006

勝者の歴史

争いの起源はざっと1万2千年前にありました。と思います。

人類は既に、五大陸の居住可能な地帯の殆どに何かしら足跡を残していたそうです。当時のライフスタイルの典型は狩猟採集でした。遊牧民は少人数の群れにちらばっていて、季節の変化に伴い、獲物となる動物や植物を追う、終わらない旅を続けていました。そして、ある日人類は「農」を学んでしまいました。とんだドジがきっかけになったのかもしれません。ある人がコツコツ集めた麦を、たまたま地面にこぼしてしまい、そのまま風に吹き飛ばされてしまって・・・。そして一年後、同じ土地に戻ると、そこには一人じゃとても食べきれない多くの麦が密集して。「畑」と「富」、が生まれました。余談だが、農業ほど自然から遠ざかったものはない、という見方もある。

旅、以上終了です。

なんとなくそのノリで、それから1万1,999年間かけて、人類は畑と富をたがやし続けると併行して、コーヒー、税理士、新幹線の順番で発達を進めてきたのです。

それで今日にいたるわけです。

そして、いま、反乱がおきようとしているのです。ジャガイモをはじめ。ニンジン。たまねぎ。レタス。おくら。そして大豆。米。長年の奴隷状態の恨みを晴らすのです。強制収容所のように、毎年毎年整列させられ、DNAをいじくられ、いろいろやらされ。最後に、静かな抵抗を目論んでいる。

「お前がハンガー・ストライキ」

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