10.24.2005

エピタフには

とてもステキな夢を見ていた。
こういうのに限って、翌朝は肝心なところばかり忘れてしまっている。

出会いの夢だった。かろうじて覚えてるのは、相手は音楽に関係する人で、多分男性で、ウソのように話が合致して、夢の中では、ワクワク、ゾクゾクしていた。こういうことしようよ、ああいうのもいいな、とポンポンアイデアが沸いてきて、何も相手の音楽も聞いたこともないのに、すげーものが出来ると確信できていた。

楽チンそのものだった。実際の活動とは、奥さんそれはもう、対照的。だったのよ、奥さん。信じられる?

でも、夢から覚めてから思うに、仮にそんな出会いがあったとしても、今じゃ、多分満足できないんだろうな、って。まぁ、それだけでは、ってことなんだけど。ただただ、この1年間は、経験したことないほど他人とぶつかったり、ケンカしたり、恥ずかしいくらい素の「我」をひたすら他人の「我」に叩きつけたり、くたびれたりしたり、ウンザリしたり、勘違いをしたり、そんな1年だった。なんて思ったり。でもやっぱりそれに価値はあったのね。実際。苦しみそのものには価値がないと未だ思ってますが、得たものに。

マゾっ気あるのは否めないんだけど。ね。でも、それだけじゃなくてさ。収穫も想像してたものとは全然形の違うものだったけど、色々あるわけで。犠牲にしたものもあるけど。最低限いえるのは、みんな何かを信じてやってきた、みたいな。ちょっとかっこよく言えば、みんなそれぞれ何かを信じてやってきた、みたいな。多分。照れくさいな。何らかの可能性を見出しながら。それが時には雲に隠れたり、ひょこっと出てきたり。下手さに失望したり。そのことでマジでヒヤヒヤしたり。ホントにここに立ってていいのかしら、って思ったり。

まだ走れることを確信した、というか。
何が誰が本当の味方なんですかって。
なんで音楽やってるんですかって。
そりゃあ、もう。
アタイだって、誰だっていいってわけじゃないのよん。

いずれにしたって、当面は楽になるとは全然思わないし、僕がこう勝手に区切りらしきことを書いたって足元の課題は何一つ変わらないのも分かってるし。

魔女の宅急便っぽくなってきたのでここらへんで。

このライフステージで、ライブステージに再び。
良しとしときますか。

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