5.27.2005

何とでも呼べ

エゴ丸出しな日々で申し訳ない。

ヒナミケイスケとは確かに運転免許に書かれている名前だが、本名ではない。簡単に説明すると、父親が母と結婚し、日本国籍を取得する際に、日本語で普通に読める名前となるように改名をさせられたらしい。私の実名は「陳京佐」であり、「ケイスケ」というのは母側の祖父の「当て読み」である。正確な台湾の発音では「チュン・ジンズォ」みたいな感じらしい。子供の頃はよくこの名前で呼ばれていたが、いまとなっては他人のようで、なんか変(笑)。

おまけ。ミーがベイビーの頃、母親が付けたニックネームは、フーちゃんだった。デブだったのだ(ダイエット中です)。昔の写真を見たことがあるが、残念だが、あまり可愛くなかった。肉風船に顔、無念にも納得。何か食ってるときは異様におとなしかったらしい。ケイスケ、と発音できない海外の友人が今まで私に付けてきた呼び名は、スモーキー(たばこ吸いすぎだから)、トヨタ(・・・)、ライスケイキ(おにぎりのつもりらしい)、ファッキン・ジャップ(愛らしく)いずれもいい加減なものばかりで実に腹立たしい。けしからん。でも一番残酷だったのは、高校時代につけられた、天然パーマをテーマにワカメ。kill you凸と切に想った青春の一場面。あれ、みんな友達だったはずなんだが・・・もしや・・・。

話は戻りますが、なんで今更「実名」とかそういう堅苦しい話をするかというと、どうでもよくなかったから、というヒナミ的に前向きなカミング・アウトのつもりである。4年半前に帰国したわけだが、当時は色々と人と接する中で、こういった事情は表に出すことは何かと好ましくなかった。珍しい名前ですね、って言われても、読みにくいんですよぉ、困っちゃいますよね、程度で。タダでさえアメリカ帰りで日本語がなまっていたりするのに、なんというか、先入観を誘いたくなかった。余計なところに、自分がどうにもできないところに、注目されてしまうのが何よりも恥ずかしかったし、イヤだった。「すごいね」とか「うらやましい~」というヤツらは本気で、ダメだった。「すごい」じゃあない、「おれ」なんだよ。ばかやろう。なんてね。心の中で。でも今、思い返すと、必要以上に力んでた気がする。多分、ちょっと自分が恥ずかしかったんだと思う。

でもなんというか、最近は、なんて呼ばれるかなんてどうでもよくなってきたわけで。忙しいと、余計な悩みが自然と排除されていく。

この話は、皆様の中でも、「ふーん」程度で思っていただければ。

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