3.04.2005

26時間半で見た台湾

父親が一週間くらい台湾にいるということで、恥ずかしながら中国語・台湾語能力共にゼロの我が家もそれに合わせて親戚まわりをしてきた。私は実際台湾で暮らしたことがなく、そのせいだか昔から父側の親戚との縁は極めて薄かったのだが、今回のとんぼ返りの発案者は実はうちのカミサンだった。子供を見せるどころかカミサン自身も台湾のおばあちゃんに挨拶したことがなく、どうやら気がかりだったらしい。多分自分だけで、わざわざ台湾に行こうなんて思いもしなかっただろう。

空港につくと、父親と叔父が迎えに来てくれていた。限りなくはじめましてに近いこんにちはをかわした。一晩だけの滞在なので、叔父の自宅で泊まることになると思いきや、ホテルを予約していたことにびっくり。ひとまず荷物を部屋におき、ばあちゃんのいる老人ホームに向かう。

個室に入ったとたんに「よく来たね、まぁ座りなさい、お茶でも飲む?(といってたと思われる)」といった感じで、セカセカ動き始める。いや、普通にセカセカしてるのである。老人である分割り引いてはいない。いや、あなたが座りなさいよ・・・とツッこんでやりたかったくらいだ。でも、喜んでくれたようでよかった。台湾の老人は元気だ(キッパリ)。こっちが気を使っていては確実に負けてしまう。

その後、老人ホームをウロウロ見回った。歌声が聞こえてきた。クラシック曲の大合唱だ。この目で見ていなければ、間違いなく老人とは思わなかっただろう。上手かった。

残りの旅は、とにかく人に会うたびに何か食わされたということと、夜は死ぬように寝たことしか覚えていない。

本当にこの人々と血がつながっているのか疑ってしまう。

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