1.02.2005

私の大晦日

大晦日、特に遅くまで起きてる予定はなかったのだが、カミサンの実家の方々との会話を終え、気をまぎらわせるため、ちらほら正月の特番を見ていた。格闘技・・・うっわぁー、鼻血・・・あまりめでたくない・・・お笑い・・・いつもなら見るけど、あまりそういう気分でなく、メランコリーさに欠ける・・・結局、消去法で年々落ち目の紅白にたどり着く。

多分後半だったと思うが、さだまさしが歌ってた。曲名もしらないし、アーティストもあまりよくしらないが、面白い光景であった。歌、というよりは楽曲とポエトリーが半分半分。「メリークリスマス」という歌詞を挟みながらぐわーっと早口言葉のようにポエトリーを吐き出す。記憶がまだらであれだけど、主な内容は反戦的なものであった。「独裁者はもう倒されたのに」「あなたの子供を戦場に送り出す」といった、断片的な言葉は覚えてる。NHKでもこんなのアリなんだ。いや、実はアリじゃなかったのにまさし、その場でやっちゃったっていう話だったらかなりステキだったかもしれない。残念なことに、見ながら「うぉーそうだー」と感情は燃え上がらなかったが、あ、まだいたんだ、反戦の声、という感じ。なぜ燃えられなかったのかは不明。ただ、エンディングで同じ彼はほかの出演者とずいぶんうまいこと溶け込んで笑顔で手を振っていたのが、彼が歌い終わった言葉の価値を薄めた気がしなくもない。あと、とっくにクリスマスが終わっていたことも関係あるのかもしれない。

夜中数分前なのに、まだチャネルをカチカチ回してる。「何を見て零時を迎えるべきか」というモヤモヤが徐々に苛立ちとなり、「なぜテレビを見ながら零時を迎えなければならないのか(バカヤロウ)」という考えに展開し、5分前にテレビを切ってしまう。ipodを拾い、先日落とし込んだおいたsomatoneの練習の音源を聞き、予習。今年はsomatoneで始まる。

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