7.04.2010

運転中に目をつぶる病

山登りから無事帰ってこられた。一度も道に迷わなかったし、怪我も怖い思いも一切なかった。

夕方、仁科は一人部屋のマンションの玄関先でリュックをおろし、気持ちいいくらい泥だらけのウェアもその場で脱ぎすててシャワーを浴びた。気持ちがいい。

今日行ってきた山は、特段危険なところではない。強いていえば一昨年の2月に遭難者がでたそうだが、どんな山でも冬季は遭難者の一人や二人はでるもの。いつもは、高齢者でも時間をかければ登れる、気楽なコースだ。そういうことなので、仁科が無事に帰ってきてこれたことも何も驚くことではない。

それでも仁科の心の片隅では、いままで色んな山に挑んではきたが、山のやさしさ険しさを問わない大きなものに守られてる気がしている。

時々、妄想の中で遭難する自分を想像してみる。怖いものみたさというか、いまだに縁がない分遭難することがとんでもなく怖いのだ。

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