12.29.2008

ハンカチ、悪くない

それでよう、電車の姉ちゃんがよう、降りるときに焦ってハンカチ落としやがるの。俺は向かい側からずっと姉ちゃんの脚ばっか見てたからよう、すぐに気づいたわけ。ソッコー、ハンカチ拾ってやってさ、超紳士かまして落し物ですよって感じでさ。ついでに顔拝んでやろうかって。

で、どうだったんだよ。

ダーメダメ、ブスブス。話にねんねーのって。それが超、なんつーの、ありがとうございますぅ、って感じでマジキモかったぜ。30発ひっぱたいてやったら少しゃあマシな面になるかもしれねぇと一瞬思ったけど、適当にどういたしましてって流しといたけどよう・・・。

そうか。そりゃ、ありえねーな。

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聞いてよ、聞いてよ。電車の向かい側の席からさ、キモ太郎君がずっとアタイの脚をジロジロ見てるわけ、本当にキモいったらありゃしないわ。雑誌から目を上げてチラチラ、さ。微妙に笑ってるし。マンガじゃあるまいし。もうーエリどうしよう、わたし。

えー痴漢みたいな感じ?

近づいたら叫ぼうと思ったわよ。そうそう、それでやっと代々木駅についたんだけど、バッグからハンカチ落としちゃってさ。これがキモ太郎がキビンに動くわけ。落としましたよ、デヘヘって顔近づけてくんのよ。こーれーがーひどくてさ、本当に。相手すると大変だから、ありがとうございますって言ってそそくさ逃げたわよ。

ハンカチ捨てなよー、マジキモー。

捨てる、捨てる。当然でしょー。

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