12.04.2008

防空シェルター

取材メモ 08年11月26日 14:00 杉並区高円寺北某所
標題 特集 安斎憲正 13才 若き天才ピアニストの素顔
以下 記者(記) 安斎(安)

<録音入り>

(記) 今日は13才のピアニスト、安斎憲正君とのインタビューです。この若さで、先月ニューヨークで初リサイタルを成功させた快挙。タイムズ紙も「新世代を牽引するステージプレゼンス。技術は当然ながら、13才とは思わせない音の深みと表現の豊かさ」と絶賛。安斎君、今日はよろしくお願いします。安斎君って呼んで大丈夫かな?

(安) はい、大丈夫です。よろしくお願いします。

(記) 緊張しないでね?

(安) 少し、緊張してます<笑い声>

(記) まず、リサイタルの成功おめでとうございました。どう思われましたか?

(安) とてもうれしく思います。リサイタル中はとても緊張していて、鍵盤にずーっと集中してたので正直よく覚えていないんです。でも、リサイタルの後に色々な方に声をかけていただいたりして、少しでも楽しんで下さった人がいてよかったです。英語があまりできなかったので、通訳の人に頼りっきりでしたが。

(記) 安斎君、さすがに慣れてるねぇ。でも、来年にレコードのリリースも決まってるし、これからも色んな国から声もかかるのも時間の問題だし、ある意味プロとしてできることをもうこなしちゃってるんだよね。これからの目標はどのように考えているの?

(安) 僕の演奏はまだまだだと思います。まずは経験をたくさん積みたいですね。ツアーも、レコーディングも、何でも貪欲にやりたいと思います。いまは、特にレパートリーの選択に力を入れています。

(記) レパートリー?どのような?

(安) やはり古風のものからマスターして行きたいと思いますね。現代曲は華やかで楽しいけど、やはり全ては17世紀や、18世紀の初期ロマン派時代に回帰する気がいつもするんです。基礎が大事だと思うので、私は毎日ハイドン、バッハの練習は欠かしません。バッハなくしてショパンあらず、といいますから。

(記) そ、そうなんだ・・・。安斎君、本当に13才だよね?

(安) ええ、13才ですが。

(記) あぁ、そういえばクリスマスも近いですね。彼女とかと過ごしたりするんですか?

(安) 彼女ですか?あまり、ないんですが。

(記) 大人といっても、さすがにそこまではないかぁ。

(安) クリスマスは、家にいなければならないんです。

(記) ご家族と?

(安) それもありますが、サンタクロースが。

(記) サンタクロース?

(安) 毎年、父さんと母さんにサンタクロースへの手紙を預けているんです。今年は新しい手袋をお願いしたんで。

(記) そうなんだぁ。

<以後省略>

<備忘録>

天才少年ヘノキョウ育トハ

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