12.11.2008

ひなたぼっこ

子供って案外、気の長い生き物だと思います。
たとえば、こんな光景を見たことがあります。

公園の砂場で山、トンネルをせっせとつくる子供。他の子供が磁石のように寄ってきて、砂場はあっという間に定員オーバー。中にはヤンチャなのが一人や二人絶対いて、何かが出来上がる直前でどかーん、と台無しにしてしまう。いわゆるゴジラ役。壊された一方は、仕方なく作り直しては、壊され、作り直しては壊されの繰り返しに陥る。

不思議なことに、一度ぶっ壊されてから激怒する子供を見たことがありません。いても絶対おかしくないと思うのですが。私が見た限りでは「あ~あ」という反応が先立つことが一番多い。一言で言えば「我慢強さ」かもしれないけど、そもそもゴジラに対するあるべき憎しみや怒りを感じず、それだったら我慢してるんじゃなくて、別の何かなんじゃないかなって。たとえば、お山がなくなって悲しいから立て直す一心なのかもしれない。それが正しいとか間違ってるとか、それが美学だと言う思惑は毛頭ないし、いやそうかも知れないし、本当はよく分からないんだけど。

くっそー、と思えることはいずれ自分を守ったり、向上心を持つ上では少し大事で。でも、しきりにくっそー、ばかりだとウンコしか残らないことも。

なにせ、ウンコなのだから。

今日は、外が暖かくて気持が良かった。

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