3.15.2005

沸騰したけどただの水

バンド活動をするにあたって、「別れ」というものは必ずある。私は経験が長いわけでもないですが、今はその言葉にすごく納得しています。イヤだけど、今後こういう状況に慣れないといけない。

ベースさんが次回ライブをもって、脱退することになりました。「音楽性の違い」と便利な台詞でも使って忘れたいところですが、本当のことを言うとそれほど完結なものでなく、醜い場面もあり、自分としても至らぬこと多々あり、心残りな部分も正直あります。でも、その中でも前向きになれそうな要素も実はあって、これを機に大きくなれれば、と思っています。ひとまずは新しいメンバー探しに励んで、良い出会いをしたいと思います。ちなみに、今決まってるライブは当然のこと、このバンドに並びこのブログは変わらず継続するので皆様ご覚悟を(けけけ)。このプロジェクトを死なせるわけにはいかんのですよ。音楽馬鹿は健在であります。

残る者片方の観点だけなので、反対側の意見も十分に反映していないかもしれないけど、話を整理しておきます。結局は曲作りのプロセスで意見が分かれました。今までの曲に新しい変化を加えたい僕の反対側に、元の曲のままにして、アンサンブルとしての演奏を固めたいベースさん。僕自身(とおそらくギター氏、ドラム師)はどんどん新しい変化を加えてよりそれぞれのイメージに曲を近づけていくことにモチベーションを見出してると思います。悪く言えば、飽きっぽいのかもしれないけど、よく言えば「もっと良く出来る」といつも思い込んでいる。多分両方なのだと勝手に思ってます。当然演奏を固めることも大事だと思ってるけど、どうしても自分の中で「内容」と天秤にかけると優先順位が低い。納得が行く内容あっての演奏、というのが最終的に僕の主張になると思う。

ベースさんにしてみれば、そもそも演奏がだらしなければ、よい内容だったとしても輝くはずがない。別にどっちが正しいって話じゃありません。結局はヒヨコとタマゴ、どっちが先だったか的な話。現に僕らの練習には地道にメトロノームを用いた練習もあれば、フリーセッションもやってます。でも、それにも関わらず、これが別れの大きな要素であったと思います。でも決してこれは僕らのバンド内で新しい話でも何でもありませんでした。

単純にその新しい曲の要素を気に入ってもらえなかった、というのもあるかもしれないです。それなら、繰り返すようですが残念ながら「音楽性の違い」で片付いてしまうのですが。ベースさんにしてみれば一生懸命「元の曲がいい」と主張しながら「やっぱりこっちに変えよう」というコンセンサスとなれば、自分の意見が支持されず、腹立つ気持ちもなんとなくの程度だけどわかる気がします。でも、腹が立つほどくっきり趣味が分かれたのか・・・。

整理整理といいながらあまり整理されていませんが、ベースさんは辞めることになったわけです。僕にとって心残りなのは意見の相違そのものではなくて、最終的に感情論になってしまって、あまりよくない別れ方になったこと。自分ももう少し、今文字で書いてることをしっかり声で伝えられればなぁ、と思うばかりです。最後の電話ではハニワになってしまい何も言えず、あー、俺なさけねぇとも思いました。偽善者ぶってないで、怒ってるのかって?うーん。ちょっとくらい。でも悲しいのがもっと大きいです。でも、今はとりあえず前に進まなきゃ。

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Anonymous Anonymous

突然お邪魔します。モノクロドラムです。
うわぁ、そうなんですか。。。
次回ガレージ、見に行きたいです。確かなことは言えませんが。きっと。。。きっと。。。
なにより4月が心配ですねー。
運命的な四谷の地、また素敵な形で再会できることを願っております。

12:49 pm  
Blogger cayske

お、banちゃん久しぶり。普通の曲ねぇ。いや、今のものに関して意図的にイっちゃおうというのはないんだけど、言いたいことはなんだかわかる・・・色々考えてみる。演奏固まるのは自然とつくのは凄く強く思っていて、それだけを独立した目標として練習してないのは確かなんだけどね。区切りを作るという面では確かに僕らバンドとしてはまだまだ子供だと思うし。まぁ、今のところ間違いなく続くよ。

それとなかじまさんもご無沙汰です!新潟のライブお疲れ様でした。あとでそちらのブログにも遊びに行きますね。

根拠はまったくありませんが、状況は状況でも実は、今すごく前向きになってるんです。ただのアホかもしれませんが(笑)。

2:16 pm  

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