1.04.2008

ウルトラマンのストイシズム

息子と後楽園に行きました。今日は「あけましてウルトラマン」の日だったのです。毎年開催されるお正月恒例のイベントなんだとか。

地域とウルトラマンの運営会社が手を組んで、本当の日本のお正月を子供たちに教えようという趣旨でやっているそうです。端的に言うと、ウルトラマンをダシに親子を呼び集めて、どさくさ紛れにコマ遊び、カルタ、ハネツキなどといった伝統的プレイをさせるのです。本物のウルトラマンが子供に交えてカルタしてたり、セブンがコタツでまったりしてたり会場は実にシュールな空気に包まれていましたが、これがなんとも言えない良い味をかもし出していました。

ヒーローものですから、定例のヒーローショーとかグッズ販売もありました。開場と同時に親子どもはぶわーっとまずそちらに群がってしまうわけですが、その反面最初のほうはコマ回しのおじいちゃん、書き初めのおばあちゃんは気の毒なくらいポツリと寂しそうにしていました。ただ、徐々に会場がいっぱいになっていくにつれて、長い列に並びたくない親子、待ちくたびれた子供たちがおじいちゃんおばあちゃんのところにも立ち寄るようになって行きました。なかなか、そこらへんも盛り上がってたようです。僕もコマの回し方を習いました。息子も終始ドーパミンがブシューしてたみたいです。なかなか的を得たイベントだと、感心してしまいました。

なんだかんだいって、結果色んなグッズを買わされる羽目に。でもヒーローショーの司会のお姉さんが激マブだったため許すこととする。お姉さん、超マブいよね?と一応息子と確認をとろうとしましたがヤツは口をポッカリ開いてステージを埋め尽くすウルトラヒーローと怪獣に圧倒されていました。いや、私もいちウルトラファンなのですが。

息子ももう五歳。新しく生まれた弟の存在も少しずつ、肌で感じ始めてるみたいです。周囲は自然に新入りに注目しがちですから、きっと目の届かないところでいわゆる「長男坊」独特のストレスも感じているはずです。どの程度ガス抜きして、どの辺辛抱してもらうか、そんなバランスにつき考える今日この頃です。

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