厄介者
谷口秀平22才。
就職活動したが、結果として仕事に就いていない。両親は口にしないものの、ガッカリしている。この世代の人間はすぐに「成功」とか「失敗」といって結論をつけたがる。秀平自身、やりたくないことを目の当たりにすることで本当にやりたいことに気がつけたので、収穫があったと感じている。もうしばらく親のスネをかじることになりそうなので、両親が失望する気持ちもわからないでもない。自分ができることは具体的に行動し続けることなので、がんばるつもりでいる。
そのやりたいことというのは、ある知り合いの女性の手作りジュエリーのネット販売を手伝うことだ。
「谷口さん、うれしいけど悪いわ。こんな小粒な事業、とてもじゃないけど二人分の生活なんかにならないわ。私だって副業程度の気持ちでやってるの」
「あ、気にしないで。俺もついでだから」
就職活動したが、結果として仕事に就いていない。両親は口にしないものの、ガッカリしている。この世代の人間はすぐに「成功」とか「失敗」といって結論をつけたがる。秀平自身、やりたくないことを目の当たりにすることで本当にやりたいことに気がつけたので、収穫があったと感じている。もうしばらく親のスネをかじることになりそうなので、両親が失望する気持ちもわからないでもない。自分ができることは具体的に行動し続けることなので、がんばるつもりでいる。
そのやりたいことというのは、ある知り合いの女性の手作りジュエリーのネット販売を手伝うことだ。
「谷口さん、うれしいけど悪いわ。こんな小粒な事業、とてもじゃないけど二人分の生活なんかにならないわ。私だって副業程度の気持ちでやってるの」
「あ、気にしないで。俺もついでだから」
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